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体の豆知識

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足は健康の基礎

しっかり歩けていますか?



皆さんは自分の足を一日のうち何回見ていますか?当然ながら大半の人は足で歩きます。いつもお世話になっている大切な足に皆さんは気を配っていますか?街中でも見事な脚線美の女性が増えたように思えますが、脚線美はあくまでも脚の美であって、足はどうでしょうか?つま先の細い靴やヒールの高い靴、デザインを気にするあまり全くサイズの合っていない靴などなど、足の悲鳴が聞こえてきそうです。

地球上では皆が等しく重力を受けています。当たり前ですが、立つ、歩く、生きてゆくために足の裏で地面を踏みしめています。足は身体の土台であり基盤です。生活を支えているのがまさに足です。その土台が病めば歩行に支障が生じ、歩行が満足に行えなければ身体に様々な不都合が生じます。場合によってはこころの問題に進むことも想像に難しくありません。

先ずじっくりと足を見てください。気付きやすいのは足の指の形がおかしいということではないでしょうか。ここでは細かい説明は省きますが外反母趾、開帳足、内反小指、浮き指、屈み指、寝指、巻き爪などなど。またタコ(胼胝・べんちと読む)や魚の目など足の裏やくるぶしなど関節部分の皮膚の異常も分かり易いです。いずれも健康な足には本来見られないものですが、これらの原因は歩き方が悪いことが第一といえます。足が病めば歩行に支障が生じると前述しましたが、どちらが先でも足に見た目の変化が出るのは変わらないでしょう。歩き方が悪くなる要因としては怪我や故障、偏った動きや合わない履物も考えられますが、進行すれば足首や膝、股関節や腰などに深刻な状況を招きかねません。O脚・X脚など見た目にも影響します。

また足には身体の様々な箇所の状態を知ることができる反射区が存在します。いわゆる足つぼです。押したりこすったりして痛みを強く感じたところが、身体のどこに不調があるかを示してくれます。足は身体の健康を映す鏡のようなものです。日本語には足を使った言葉がたくさんあります。「地に足が着く」、「足固め」など土台や基盤を意味するものから「足が無い」、「足が向く」など移動に関すること。また「お足」、「足代」などお金を表すものなど案外生活に即した言葉が多いです。また「足を洗う」などは「手を汚す」と対を成します。

普段あまり足に気を掛けていない方、一度じっくりご自分の大切な足を見てあげてください。健康について考えるきっかけになると思います。