O脚Ⅰ
腰の治療も忘れずに。
世の女性にとってO脚は切実な問題です(もちろん男性にとっても)。しかし中には『私、O脚なんです』と来院されても、正しい立ち方をちょっと指導するだけで両脚が綺麗にくっ付いてしまう方もいます。一言にO脚といっても様々な要因が考えられます。ですからその人の体に合った治療をしなければ、なかなか結果が出ないのも当然です。
端的に言うと先天的なものでない場合、O脚というのは脚の内側より外側の筋力が強いために外方向に引っ張られて起こります。一般的にはサイドステップの多い運動(バスケットやテニスなど)をされる方は脚の内側に比べ外側の筋肉が発達することによって起こることが多く、運動不足の方(若い女性に多い)は脚の内側の筋肉が弱いために外側に引っ張られO脚になりやすいと考えられます。そしてこの状態が長年にわたって続くと、
変形性膝関節症にまでつながってしまうのです。
またO脚には骨盤を含めた腰の状態が大いに関係している為、腰の治療を並行して行うことも忘れてはなりません。腰の状態を整える事によって、足もバランス良く使えるようになりO脚の予防にもなります。
O脚矯正は見た目の美しさを追求するだけでなく、身体全体のバランスを整える事が重要なのです。