歩行Ⅱ
有酸素運動って…
寒かったり温かかったりと変化が激しく、思った以上にからだがストレスを受け、体調を崩された方が多かったようです。今後天候の変化も落ち着いてくるでしょうが寒さで肩をすくめたり、筋肉がかたまりやすい時季になります。体温を下げぬようからだが反応するのですが、それは同時にコリをつくる要因にもなります。
寒さに耐える熱を生み出し、からだをコリにくくするために最も手っ取り早い方法が運動です。寒いとからだを動かすのが億劫になり、運動不足が関節や筋肉を硬くし、結果血の流れも悪くなり、さらにからだを動かすのが億劫になるという悪循環に陥ります。大切なのは、からだが温かくなるまで動き続けるということです。汗をダラダラかくまではこれからの時季は大変なので、ポカポカするくらいを目安にすると良いでしょう。このポカポカするまで動き続けるにはからだに酸素を多く取り込み、栄養をからだ全体に送る必要があります。これらを運ぶのが血液であり、血液が流れる血管です。呼吸を繰り返しエネルギーを使い、一定時間動き続ける運動を有酸素運動といいます。
有酸素運動は以上のようにからだ中の血液の流れる量が増えます。そうすると血管が刺激され、動脈硬化など血管や心臓の病気、生活習慣病の予防にもつながります。この効果をもたらすには10~20分以上運動を続ける必要があり、これより短い時間では効果は望めません。運動の種類は好みで良いと思われますが、特に歩くことをお勧めしています(詳しくは歩行参照)。運動は二日に一回、20分以上が目安で、無理は厳禁です。
健康の三大要素は、栄養・運動・休養といわれています。すべてそろえることはなかなか難しいですが、この冬から健康にもうちょっと気を配ってみませんか?