寝違えから卒業
早めに治すには
ソファや床で横になってテレビを見ながら寝てしまい…
通勤の電車で仮眠して起きたら…
激痛の場合は日常生活に支障が出る程辛いのに、一旦痛みが引いてしまうと忘れてしまうくらい軽い存在の『寝違え』。誰しも一度はあの痛みを経験したことがあると思います。
痛みを出すのは、僧帽筋などの筋肉や頚椎(首の骨)の靭帯が一時的に伸ばされ、炎症(捻挫)が起きる為です。放置しておいても痛みは数日で落ち着くはずですが、逆に徐々に悪化することもあります。
実は、寝違えが長引いたり繰り返してしまう原因の多くは、首や背中の歪みとコリにあります。
普段から姿勢が悪くて猫背や下向きが多く腰が丸くなっていると、首の筋肉や靭帯は張りやすくなります。更に、仕事の姿勢による歪みの左右差が大きいと、その一方向にだけ引っ張られます。このような状況が思い当たる人ほど、痛みが長期的になる可能性があります。
できる限り早く回復させるには安静にしておくだけではなく、肩や背中の丸さを伸ばし、左右に歪んだ体の捻れを戻すように治療し、正しい方向に動かしたほうが良いのです。
喉もと過ぎても熱さを忘れずに、日常から正しい姿勢を心掛けましょう。