花粉症を抑えるツボ
過敏さを抑えて
今年の花粉は例年よりも少ないと言われていても、花粉症の方にとっては、暖かくて晴れた日などはやはり例年どおりに辛いものですよね。
いちど花粉症になってしまうとそう簡単には治らないのがまた困ったところですね。
そもそも花粉症とはアレルギー反応の一種であり、花粉そのものに原因があるのではなく、どちらかと言えばその人自身の免疫反応の過敏さから発症している症状なのです。
更に掘り下げると、花粉症の免疫反応が過敏に働いてしまうのは、副交感神経が優位の状態(リラックスしたり休息している状態)で特に強くなります。
ということは、副交感神経の働きを調整し、免疫過敏な体質を改善できれば症状も落ち着きますし、マスクや薬にそこまで頼る必要がなくなることも考えられます。
当然のことながら、対症療法的に効く眼や鼻のツボも押しておくと、一過性の効果は得られます。
そこでおすすめのツボを紹介します。
押し方は、指の腹でぎゅうっと強めに圧迫するのが効果的です。
■印堂(いんどう)
眉と眉の中間にあるツボ/鼻詰まりと目のかゆみに効果
■承泣(しょうきゅう)
瞳孔の真下にあるツボ/目のかゆみや涙目に効果
■迎香(げいこう)
小鼻の左右で鼻唇溝(法令線)上、犬歯の根元にあるツボ/鼻詰まりに効果
■関衝 (かんしょう)
手の薬指の爪の根本/副交感神経の抑制に効果
将来的に花粉症を根本から治そうと考えているようでしたら、以前の『花粉症』の項で述べたように食事にも気を付けなければなりません。加えて、生活のリズムを整え自律神経の働きを正常に戻すことも意識しなければなりません。
もちろん鍼灸治療で体質を改善させる事も有効な方法です。
色々な角度から身体を分析して改善できれば、この辛い花粉の時期でも快適に生活することができる筈です。