不眠症
首の具合はどうですか?
不眠症は単に眠れないという事だけではなく、睡眠に関わる疾病の総称で、一説には日本人の20%が悩んでいるといわれています。不眠症は、①寝付けない、②眠りが浅い、③途中で眼が覚めてしまう、④朝早く目が覚めてしまう、と4つに大別できます。
睡眠をとるということは目を閉じて横になることでなく、その間に身体の修復・補正や記憶の整理・定着など重要な作業を行っているのです。
当院においても不眠症で悩んでいる方が来院されています。
睡眠薬や導入剤、精神安定剤を服用している方も多いですが、不眠症の改善と薬の副作用を考えると、依存症になる前にできるだけ投薬量を減らしたいものです。
骨格的に診ると、そのような方に共通しているのが首や肩を中心とした凝りやその凝りから引き起こされる頚椎の歪みです。それによって不眠症はもちろん、長年使用している枕が合わなくなったり、寝違えやすくなります。
PCの作業やスマートフォンを長時間操作している為、ストレートネックという首の骨の彎曲がなくなる歪みが多くなっていることが、近年不眠症が増えている理由のひとつです。
仕事やプライベートでも下を向く姿勢が多くなっていますので、意識的に背伸びや体操などをして歪みを予防できれば首の状態も良くなり、不眠症の改善に近づくはずです。