血圧
高くなる原因とは?
ある程度の年齢になると大抵の方が血圧に何らかの不安を抱えられています。特に高血圧で悩まれている方が多く見受けられ、当院にも降圧剤を服用されている方が多く来院しています。
そこで今回は高血圧について述べたいと思います。
高血圧は原因により一次性高血圧(本態性高血圧)と二次性高血圧に分類されます。一次性高血圧は危険因子の特定はされているものの、原因がはっきりしていません。そして大半の高血圧がこれに該当するのです。
一方二次性高血圧は腎臓病やホルモン異常など、原因となる病気があるものを言います。こちらは、原因となる病気が治癒することで、高血圧も改善されます。つまり二次性高血圧は治療できるが、一次性高血圧の方は根本的な治療ができない(対処療法的に薬などでコントロールする事は可能)ということです。
しかし身体に起こることには必ず原因が存在します。ではこの一次性高血圧の原因とは何なのでしょうか?
基本的に血圧は全身に張り巡らされたセンサーによって管理されています。ある部分のセンサーから血液不足のサインが出ると、血圧を上げてそこに血液を送ろうとするのです。ですから身体のどこかに常に血液循環の悪いところがあると、血圧は常時上昇した状態になってしまうのです。そしてこの『血液循環の悪いところ』として、コリも同様に感知します。
当然コリを放置しているとその部分の血液循環は悪くなり、血圧が不安定になる一因となります。
特に左の肩は心臓の裏と言う事もあり、血圧と密接な関係にあります。ですから血圧に何らかの不安を抱えている方は左の肩コリをしっかり取っておく事が肝要です。
血圧の変化も身体からのサインです。動脈硬化などへの対処や薬のコントロールと並行して身体の状態を整える事で、根本的な問題を解決しましょう。