頭痛
肩こりも原因です。
頭痛は大抵の方が経験したことのある症状ではないでしょうか。
一般的に頭痛は大きく3つに分けられます。まず①アイスクリームを食べた時や、二日酔いの時、風邪の時などに現れる頭痛でこれは一過性のものなので心配ありません。
②くも膜下出血や脳腫瘍など器質的なものが原因で起こる頭痛です。これは早急に適切な処置をしないと命に関わります。
③片頭痛や筋緊張性頭痛、混合型頭痛、群発頭痛で、これらは俗に慢性頭痛と呼ばれ大人の4人に1人が悩まされています。
私達の治療対象は③に該当するものです。
③の頭痛はそれぞれ特徴的な症状があります、当院に来る慢性頭痛の患者さんに共通して見られるのが首と肩の筋緊張の左右差と、ストレートネック(反りのない首の骨:Q&Aの後弯症写真参照)です。これらは長年の肩コリが原因で引き起こされます。『たかが肩こり』と高を括っていると、頭痛にまで至ってしまうのです。
マッサージを受け、その時は良くてもすぐ再発してしまう方はこの骨格が原因だと考えられます。ですから、頭痛の治療は首から肩にかけてのコリの治療と、首の骨に反りを付ける事が重要となります。
骨格の状態は首を後ろに反らせる事で簡単に判別する事ができます。反ってみて痛みが出たり、引っかかる感じが出たら要注意。骨格に何らかの問題が生じているかも知れません。
頭痛も体からのサインです。軽視せずきちんと原因を見定め対処すれば、快方へ向かいます。頭痛薬を飲む前に、またかと諦めず、まずはご相談ください。