風邪にお灸
風邪を追い出そう。
当院では風邪にお灸を勧めており、患者さんの方からお灸のお願いをされる事も少なくありません。お灸の煙と香りが秋冬の季節の風物詩となっています。
東洋医学では、風邪というのはフウジャ(風邪を運んでくるもの)が首元から体に侵入した状態と捉えられており、万病の元とも言われています。
そのため鍼灸治療では、風邪の初期やなかなか治り切らない時に、この首の付け根にある大椎(ダイツイ)や風門(フウモン)というツボにお灸を据えます。お灸の熱刺激で風邪を退けるためです。
また、自分で簡単にできる方法としてはヘアードライヤーの温風を首のつけ根から背中にかけて2~3分当てるとお灸と同じ様な効果が得られます。
気候の変化が激しい昨今ですから、特に鼻や喉の風邪の予防に努めましょう。そして万一風邪をひいてしまったらお灸の妙味を味わってみてはいかがでしょうか?