股関節の動きと痛み
股関節の痛みや違和感
ダンスやバレエ、スポーツクラブなどヨガスタジオに通っていても、左右の股関節の動きに不満がある方が多いのではないでしょうか?体幹の柔軟性が出ても股関節は硬いままという相談を多く受けます。
『股関節の痛みや違和感』には、激しい運動や転倒などにより筋肉・関節などの組織が痛んで起こる理由が明白なものと、股関節自体を痛めるようなことは何もしていないのに感じるものがあります。
問題は後者の方です。前者のように原因が明らかならば、外科的な手術や投薬、安静により痛みは緩和できます。原因が定かでないものは神経痛や股関節周りの筋バランス異常によるものと考えられます。神経痛の特徴としては、痛みの場所がはっきりしなかったり、移動したり、痛みに波があります。
そもそも股関節は腰や背中から伸びる神経が支配していますので、腰や背中の緊張が強くなりこの神経の伝達に異常が起きると、股関節の痛みや違和感が出現する事があるのです。
この様な症状は慢性的に腰痛や背中の張りなどがあり、それが悪化した結果として引き起こされるものが大半です。
また、腰や背中の筋バランスが崩れると、当然股関節周りの筋バランスも崩れて骨盤も変位してしまいます。この骨盤の歪みも悪影響なため、適切な対処が必要となります。
ウェストの下の腰骨が、以前より出っ張ってきたり、ベルトがこすれたり、スカートが捻れるというのも骨盤の歪みの兆候であり、股関節の可動域に様々な影響を及ぼします。