骨盤のサイクル
骨盤のケアできてますか?
自分の骨盤のゆがみを気にされる方は多いと思います。
女性は特に月経や妊娠、出産をするにあたって、骨盤が動き易くなっています。
日常のサイクルでいうと1日の中では昼に閉じていて夜は開いています。月経と骨盤のサイクルでいうと生理期から排卵期にかけて骨盤が閉じていき、排卵期を過ぎると骨盤が徐々に開いていきます。基本的に日中活動時は骨盤が締まり、身体が動きやすい状態になり、休養時には骨盤も緩むため、身体も安静にさせることが好ましいでしょう。
これらの骨盤の動きは主に女性ホルモンによって行われます。女性ホルモンは子宮の卵巣から分泌される2種類のホルモンです。多様な働きがあり、基礎体温・心身の状態・子宮内膜の厚みの変化による妊娠前の準備や、それに伴う骨盤の動きに関与しています。
子宮は骨盤内の臓器で唯一骨盤と靭帯で連結しています。女性ホルモンはこの靭帯を緩める作用があるため、常に骨盤が開いたり閉じたりしています。普段から姿勢が悪かったり骨格の歪みを持っていると骨盤が緩んだ後、歪んだままの状態で絞まってしまいます。
骨盤が歪み子宮や卵巣も傷害されると、女性ホルモンの分泌に影響が起きてしまい、さらに骨盤の動きを悪くさせてしまうという悪循環になってしまいます。
これらの骨盤の歪みは普段の姿勢や運動不足などで起こり易くなります。足組み・腕組み・せなかを丸めて長時間デスクワークをしている、といったような姿勢が習慣化されると筋肉のバランスが崩れ骨盤の歪みが増してしまいます。
また身体を動かさない事で腰まわりの筋肉が固まり、骨盤の動きが制限されると骨盤内の臓器の活動も制限してしまいます。
近年子宮癌、卵巣がん、乳癌の罹患率も増えています。日頃できる事から気を付け骨盤を整えてはいかがですか。