育児中の歪み
いつの間にか…
育児の時期は、お子さんの抱っこやベビーカーなどへ移乗などをすることでお母さん自身に筋力もつきますので、歪みのクセが更に強くなることもありますが、逆にバランス良く動きつつ骨盤も締められれば以前よりも体が強くなるチャンスでもあります。
出産が無事に終わると、次に待っているのは睡眠不足と長時間の抱っこ、数時間毎の授乳ですね。
最初の2、3ヶ月くらいまでは慌しく過ごす日々でしょうが、育児に慣れてくると必然的に一つ一つの動作にクセが出てくるものです。
授乳するときは猫背になり、抱っこする時は骨盤に頼ったり、寝ている間もお子さんの方に体を向けて授乳していたり…と。大抵は抱えやすい向きや、睡眠をとる体制が決まっているものです。
そうこうしているうちに、産後で緩んでいる骨盤も歪んだままになり、背骨も丸くなってきてしまいます。
骨盤ベルトなどは産後に巻くタイプのものを使用し、家事や抱っこの時などはこまめに付け外しをしましょう。長時間巻き続けると腰や股関節の動きの妨げとなり、逆に筋力がつくのを邪魔してしまいます。
抱っこ紐なども以前よりも改良されて肩だけでなく腰にまで重さを分散させるタイプのものなどもありますし、ご主人やご両親などに少しでも預けられる時間があれば無理をせずに託したりして、自分の身体を気遣う事も忘れないで下さい。
運動としてはウォーキングとストレッチを交互にし、20~30分できれば理想ですが、外出を控えられている場合はラジオ体操を行うことも全身運動としてはおすすめです。